埼玉桶川カウンセリングルームは、DV・モラハラの心理臨床と法律知識に精通し、20年以上の経験と実績があります。温和で優しい性格の心理カウンセラーが、お客様に寄り添い、親身になってDV・モラハラ加害の更生サポートをいたします。お気軽にお問合せください。
DVやモラハラは、夫婦の一方が加害者、もう一方が被害者となりますが、互いに加害者や被害者であることを認めたくなかったり、加害者や被害者であること自体に気が付いていないことも多くあります。
DV・モラハラの加害者が夫で被害者が妻の場合、妻は夫より体格や腕力が圧倒的に劣るため、肉体的・精神的な暴力により妻に致命的な結果が生じてしまうこともありますので、早急な対応が必要です。
一方、DV・モラハラの加害者が妻で被害者が夫であることもあります。夫は、妻からDV・モラハラを受けていることを知られるのが恥ずかしい、といった心理が働き、なかなか表面に出てこないのが実情です。また夫は、もし妻に反撃したら、妻に大けがをさせてしまうのではないか、と思い、DV・モラハラをする妻への反撃をためらう、という心理も見られます。
当カウンセリングルームでは、DV・モラハラの加害者お一人お一人の実情や生活環境、性格等に合わせたカウンセリングメニューを作成し、きめ細かな対応をさせていただきます。
【お問合せ先】
〒363-0024
埼玉県桶川市鴨川1-10-43
(9時~20時 日曜祝日休み)
048-786-2239
メール
DV(ドメスティックバイオレンス)とは、夫婦間の暴力を中心に、恋人、婚約者、内縁関係、事実婚、元夫婦、元恋人、との間のさまざまな暴力のことです。
【ご参考】DVの加害者に関する研究報告書(法務省ホームページへ)
平手打ち、殴る、蹴る、かみつく、つねる、首をしめる、髪をつかんで引きずり回す、など。
人間のクズ、役立たず、誰に食わせてもらっているのか、俺(私)の言うことを聞いていればいい、別れると殺す、別れると自殺する、離婚しても一生つきまとってやる、大声を出す、などの人格をとおしめる言葉による暴力、など。
性行為を強要する、屈辱的な方法による性行為、避妊に協力しない、ポルノビデオ・AV・雑誌を見せる、中絶の強要、浮気を繰り返す、風俗店に通う、などの性的な面における相手の人格の無視、屈辱感を与える行為。
買い物の制限、友人・実家などとの付き合いの禁止、手紙の無断開封、外出禁止、電話・メール・LINEチェック、など。
生活費を入れない、少額の生活費しか渡さない、家計の管理を独占する、健康保険証を渡さない、働くことに対する妨害、など。
タバコの火を押し付ける、物を壊す、壁を壊す、壁や机をたたく、相手が大事にしている写真・手紙・物を壊したり捨てる、など。
子供を相手の監視に使う、子供に暴力をふるう様子を相手に見せる、子供を取り上げると脅す、子供としか話しをしない、など。
DV・モラハラ加害者の思考や言動の特徴として、次のようなものがあります。
女は弱くて守ってやる必要があるが、ときどき怖がらせないと手に負えなくなる。
自分は声を荒げるべきではなかったが、相手は自分に従うべきであって、そうさせるためには大声を上げなくてはいけないときもある。
夫婦はお互いに平等に言い合うべきだが、自分にとって重要なことは自分が決めるべきだ。
相手にひどいことをしたと思うけれども、自分が何をしようと自分が悪いと思う必要はない。
決して相手を叩くべきではないが、他の選択肢がないときもある。
お前が変われば自分も変わると言う。
自分が変わったことを君は認めないと批判する。
自分は本当に変わって、二度と元には戻らないことを君は信じてくれない、と相手を批判する。
また、DV・モラハラ被害者は、別居などにより加害者から離れようとしますが、加害者は被害者を引き留めるため次のようなことをします。
自分は変わると相手に約束する。自分は変わったと言い張る。
心理カウンセリングを受けたり、DV加害者プログラムに参加する。
酒をやめる。
おまえは自分なしではやっていけないと言う。
自分以外に誰もおまえとなんか付き合わないと言う。
自殺すると脅す。
自分を見捨てるのかと言って罪悪感をもたせる。
子供は渡さないと言って脅す。
お金は一切渡さないと言って脅す。
別人のようになる、態度が全く変わる。
もう一度チャンスをくれるように他人から言ってもらう。
相手から言われていたことをやり始める。相手にとって都合の良いことをやり始める。
相手に心配してもらったり同情してもらえるように、自己破壊的な行動をする。
相手の悪口や悪い噂を流して、相手の評判に傷をつける。
新しい異性の友達を作って嫉妬させたり怒らせる。
相手の相談者や援助者を脅したり攻撃する。
相手の同意なく妊娠させたりストーカー行為をする。
さらなる暴力をふるう、殺すと脅す、手当りしだいに物を破壊する。
以上のような加害者の行為や言動は、DV・モラハラの本質的な解決にはつながりません。
※「DV・虐待加害者の実体を知る」 ランディ・バンクロフト 高橋睦子ほか訳 明石書店 より抜粋。
DVやモラハラをしてしまった場合、加害者は次のような行動をすることが望ましいでしょう。
●相手の話しをよく聞き、言い訳したり、自分の行動を相手のせいにしないこと。
●自分のDVに対して相手が怒っているときは、いつまで怒っているのかと責めず、そっとしておくこと。
●自分がしたことの後始末をすること。投げた物を拾ったり、子供に対して、自分の行動は許されるものではないし、相手の責任ではないことを伝える。
●自分の行動を改めることについて、無条件に同意すること。
●相手から言われなくても、自分から必要な行動を起こすこと。
DVやモラハラの被害者に対するカウンセリングは大切ですが、一方で、加害者に対するカウンセリングも重要です。DVやモラハラの加害者が何も変わらなければ、いくら被害者が気持ちを切り替え、DVやモラハラの対処をしても、加害者と被害者が同一の空間にいる限り、DV・モラハラの関係は続いてゆくからです。
DV・モラハラの加害者がカウンセリングによって変わるためには、
『暴力は、自己中心的に、相手に対し自身の欲求を充足させる行為である』ということを十分理解し、
暴力を本気でやめたい、自分は変わらなければならない、と心の底から思うこと。
これまで持っていた信念や考え方、価値観を否定することを受け入れられること。
が必要であり、最も重要なことです。
当カウンセリングルームのDV・モラハラ加害者カウンセリングでは、DV・モラハラの加害者お一人お一人の実情や生活環境、性格等に合わせたカウンセリングメニューを作成し、一対一でのきめ細かな対応により、DV・モラハラの改善をはかります。
例えば、次のようなテーマに沿ってカウンセリングを行います。
認知行動療法や、以下に記載した「DV・モラハラ加害者が変わるためのステップ」などを用いて、DV加害者の間違った思考や認知、特権意識を変えてゆきます。
心がざわめいた時、気分を害した時、暴力をふるいそうになった時、言い争いをした時など、その時々の感情を客観的に見つめる方法を習得します。また、感情を言葉で表現する方法、相手に対する言い方などについて学んでゆきます。
自分の生育環境をふりかえり、現在の思考につながる背景を探ってゆきます。
感情から、不適切な行動に至るまでの経路を遮断する方法を体得してゆきます。
●DV・モラハラを行った状況、これまでのDV・モラハラ歴、初めてDV・モラハラをした時のきっかけ、生育環境、性格、などについてお尋ねします。
(可能であれば)DV・モラハラの具体的な内容、感情や気持ちの推移、などについてもお尋ねします。
●DV・モラハラのチェック、性格診断、生育状況のチェックなどを行います。
●DV・モラハラについての心理的な説明(心理教育)を行います。
●質問に答えながら、DV・モラハラを行った背景について考えてゆきます。また、自分の心と向き合い、内面を深く探ってゆきます。
●お客様に合った課題を行います(認知行動療法、アンガーマネージメント、感情表現・コミュニケーション方法、ストレス解消法など)。また、次回のカウンセリングまでの宿題を提示します。
DVやモラハラの加害者が変わるためのステップとして、次のような段階をたどる必要があります。
1 自分が、現在そして過去の相手に対して、身体的、精神的、性的暴力をふるってきたことを全て認める。
2 あらゆる暴力は、どんな場合であれ、間違ったことだと認める。決して正当化しない。
3 自ら暴力を選んだと認める。暴力をしても良いという許可を自らが与えたのだということを認める。
4 暴力が相手に与えた影響を認め、共感を示す。
5 自分の支配的な行動パターン・思考・信念・価値観を一つ一つ明らかにする。
6 相手を尊重する言動ができるようにする。相手にも権利があること、それは自分と同等であることを受け入れる。
7 相手に対する歪んだイメージを変える。相手への不満や弱点ではなく、相手の良い面に気づく。
8 自分が相手に与えたダメージの埋め合わせをする。相手に借りができたという感覚を持ち、相手への支援、援助を惜しまない。同時に、自分は相手に完全に償うことはできない、それほどのことをしてしまったということを認める。
9 自分の行動の結果に責任を負う。相手を責めることは決してしない。
10 暴力をしないことを約束し、必ず守る。相手が暴力の原因を作っている、たまには暴力をしても良いのではないか、がんばったことを認めて欲しい、などの言い訳は絶対にしない。
11 男(女)としての特権意識や、男(女)はこうあるべきである、といった考え方を捨てる。
12 DV加害者性を克服することは一生かかることだ、ということを認める。自分の問題には、これからもずっと取り組まなければならないことを事実として受け入れる。
13 将来にわたって自分の言動に進んで責任を持つ。他人の意見や批判を素直に受け入れる。
※「DV加害男性への心理臨床の試み」 草柳和之 新水社 より抜粋。
DVやモラハラの加害者は、本気でDVやモラハラをやめたい、自分は変わりたい、と思ってカウンセリングや加害者更生プログラムに通っていると思います。しかし、カウンセリングの効果がすぐに現れるわけではなく、結果が見える形で提示されるとは限らないため、DVやモラハラが改善したのか、本当に治ったのかどうかわからず、しばらくすると不安や不信感、絶望感が生まれてくることもあります。
また、自分がこれまで持っていた信念や考え方、価値観を否定することを強いられるため、つらい作業となり、だんだんとカウンセリングから足が遠のいてしまい、結局、通うのをやめてしまったり、途中で脱落してしまうことも少なくありません。
DVを克服するには長い時間がかかり、一生をかけてDVをやめ続ける、という意識を持つ必要があります。
※当カウンセリングルームでは、Dv・モラハラが完全に克服できることを保証しておりません。
DVやモラハラにかかわる脳内物質であるノルアドレナリンは、戦闘体制、ストレス状態、不安、恐怖、感情などを担っています。一方、セロトニンは、心のバランス、脳全体のコントロールをしています。そしてノルアドレナリン神経の興奮や暴走を静めます。
DVやモラハラを制御するための方法として、セロトニンを増やすことが考えられ、例えば、
・人や動物などの生き物と触れ合う
・笑いや感動をする
・涙を流す
・軽い運動をする
・日光浴をする
・規則正しい食事や睡眠をとる
などの行動が良いとされています。
幼少期に虐待・体罰を受けると、攻撃的、衝動的、落ち着きがない、かんしゃく、問題行動、暴言、きれる、パニック、などの過覚醒反応が生じます。
一方、親が良い子を求める子育てをしたり、子の過覚醒反応に対する叱責をすると、子は幼少期に、感情をフリーズさせる、怖くない、寂しくない、泣かない、おりこうさん、がんばる、など、心と身体感覚を分離して良い子としてふるまってしまうという、解離反応が生じます。
また、親自身のトラウマや、親自身がその親から受けた虐待の影響によって、親がネガティブ感情に触れることを恐れて、親が子を過度にあまやかしたり、子を叱れなかったり、子の欲求を全て満たしてしまう、などの行為よって、子に解離反応が生じる場合もあります。
このように幼少期の生育環境により、過覚醒反応や解離反応が生じてしまい、心(感情や思考)と体(身体感覚や痛み感覚)の不一致により、結果として感情制御力が育たず、大人になって様々な問題となって現れることがあります。 例えば、抑うつ、不安、低い自己価値、自殺、自己破壊行動、乱交、色欲化行動(浮気、SEX依存)などが現れ、DV、モラハラ、虐待、ストーカー行為、怒りの制御不能、などにつながります。
幼少期の生育環境の問題に対処するには、自身の不快感情・負情動・負の身体感覚などを承認し、不快感情を自己に統合することが必要となります。
※「子どもの感情コントロールと心理臨床」大河原美以(著) 日本評論社 より抜粋。
当カウンセリングルームでは、お話しをじっくりとお伺いし、不安な気持ちや、怒り、悲しみなどの感情を十分に吐き出せるよう、話しやすい環境づくりを心がけています。
問題や内容によっては、思考を広げるお手伝いをしたり、問題の受け止め方を変えたり、新たな考え方を持てるよう、状況によってさまざまな検討を行ないます。
また場合によっては、アドバイス・助言をしたり、現在の心理状況を考えてみる、といったことも行います。
なお、強引に考え方を改めさせるとか、強制するといったことは一切ありませんのでご安心ください。ご自身の気持ちや考え方を整理し、自らより良い解決方法を発見したり、自ら気づきを得ることが最も大切なことなのです。
心理カウンセラーは、悩みや問題の背景にある、不安や怒り、悲しみなどの感情を敏感に感じとり、より良い方向に歩き出せるよう、お手伝いをさせていただく職業です。「お客様が主導となって問題を解決してゆくためのサポート役」「心のアドバイザー」「自分自身と向き合うための同伴者」「自己探索の旅の同伴者」なのです。そのため、心理カウンセラーには、場の空気を読んだり、さまざまな状況を把握して適切な対応をする力、共感力、想像力、などが求められます。
人は、他人に指摘されても決して変わることはありません。自ら気づくことで変わるのです。
生きていれば、悩みや問題は必ず発生します。これを人生の宿題として、自己成長・自己洞察の場であると理解します。決して他人が解いてはいけない問題なのです。
カウンセリングや心理療法は、どのような原理で心を回復させるのでしょうか?
カウンセリングや心理療法の本質とは、どのようなものなのでしょうか?
カウンセリングでは、まず、クライアント(お客様)の無意識を、クライアント自身が知る必要があります。
無意識を知ることは、とても困難です。そのためにカウンセラーが必要となります。
クライアントが自ら話すことによる気づき、カウンセラーからの助言、質問、問いかけなど、カウンセラーとの心の共同作業によって、クライアントは無意識を知るようになります。
次に、クライアントが、クライアント自身を知る必要があります。
クライアントが無意識を知ると、クライアントの本当の欲望や関心、不安などを、クライアントが深く理解するようになります。
それまでの、表面的な理解ではなく、本質的な自己の理解が進んでゆきます。
ここで初めて、クライアントは、適応的ではない歪んだ自己像を、刷新する準備が整います。
自己の理解が極限まで達した時、自己の変容が起きるのです。
自己像を刷新するのは、とても怖いものです。そのため、カウンセラーとの信頼関係が重要となります。カウンセラーを信頼し、またカウンセラーから信頼されるという環境に身を置くことで、自己像を刷新することが可能となるのです。
信頼関係という、カウンセリング特有の関係性を構築することで、クライアントは安心してカウンセラーに心の奥底をさらけ出し、身をゆだね、承認され、寄り添ってもらい、どんな自分でも受け入れられるという自由な心的環境によって、自己像の刷新が生まれるのです。
このような流れで、クライアントの自己像が刷新され、クライアントの欲望が充足されます。
クライアントは、「自由に生きたい」と「不安を回避したい」という2つの葛藤をかかえています。
「ポジティブな感情」と「ネガティブな感情」がぶつかり合っています。
「不安を回避したい」思いや「ネガティブな感情」は、心の防衛反応であり、心の病の原因にもなります。
これまでの自己のルールを修正することで、新たな生き方を発見し、心は回復してゆくのです。
1 当カウンセラーは 心理カウンセリング と 法律 の専門家です。
2 地元で開業し、業務歴が20年以上 あります。
3 閑静な住宅街にある アットホームな雰囲気 の場所です。
4 傾聴 はもちろん、心理状況分析や助言・回復支援 も行ないます。
※各コース間の変更は可能です。初回は時間単価コース、2回目以降は6回コース、といった選択をお勧めしております。
所要時間は、初回の場合、2時間前後かかることがあります。
お客様より、お時間のご指定もお受けいたします(1時間まで、2時間まで、など)。
●6回コース :43,000円
1回60分を6回、又は6時間分のコースです。料金は、初回時に全額お支払いください。
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1回60分を9回、又は9時間分のコースです。料金は、初回時に全額お支払いください。
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1回60分を12回、又は12時間分のコースです。料金は、初回時に全額お支払いください。
料金は文面の長さやご相談内容によって異なります。お客様よりご相談内容をお送りいただいた後、当方より料金のお見積りをいたします。
複数回のカウンセリングが必要となります。別途、カウンセリング費用が発生します。
病気の診断はいたしません。心理分析は、当職独自の見解によるものです。
裁判所・役所等の公的機関への提出を目的とした作成はいたしません。
(※1)電話・メール・オンラインカウンセリングの料金は事前にお支払いいただきますが、内容によってはお受けできない場合がございます。(料金を多くお振込みされた場合、残金は返却いたします)
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