強迫症・強迫性障害のカウンセリング

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埼玉桶川カウンセリングルームは、心理臨床に精通し、20年以上の経験と実績があります。温和で優しい性格の心理カウンセラーが、お客様に寄り添い、親身になって強迫症、強迫性障害のサポートをいたします。お気軽にお問い合わせください。

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強迫性障害・強迫症(OCD:Obsessive Compulsive Disorder)とは、「手を何時間も洗い続ける」、「戸締りの確認のために何度も自宅に戻る」、「同じ行動を何度もしないと気が済まない」など、通常の社会生活を営む上で問題が生じる障害です。
強迫行動は、不安を減少させるために行っています
不安は、恐怖の刺激にされされることによって生じるため、恐怖を覚える状況に段階的に直面することで、不安を小さくしてゆく必要があります。
そして、不安を解消するための儀式や強迫行動を禁止することで、強迫行動を行なわなくても不安のレベルを下げられることを覚えてゆきます。

※以下は、
「強迫症を治す」不安とこだわりからの解放 亀井士郎、松永寿人 幻冬舎
より抜粋しています。

特徴

強迫症や強迫性障害の方の性格や思考の特徴として、以下があります。

・責任と害の大きさを過大評価する(責任を過度に感じる)
・悪いことが起こるという予測を持つ
・考えと行動の混同がみられる
・認知コントロールが良くない

強迫症・強迫性障害は、強迫観念と強迫行為の二つの症状を持つ疾患です。

強迫観念

強迫観念とは、頭から離れない不安な考えやイメージで、それを無視しようとしたり、打ち消そうとしても、何度も頭に反復して浮かんできてしまい、払いのけることができません。頭の中は不安で満たされてしまいます。
例えば、「泥棒に入られるかもしれない」「火事が起こるかもしれない」「不吉なことが起こるかもしれない」という思考や、「手が汚れている」「細菌に汚染されている」「家族を病気にしてしまう」というイメージなどです。

強迫行為

強迫観念の結果、駆り立てられるのが強迫行為です。これにより、不安の解消が試みられます。
例えば、「鍵や火元を確認する」「不安を打ち消す儀式を行う」「完全にきれいになったと思えるまで手を洗う」などです。過剰でバカバカしいと思っていても、行動せずにはいられません。

強迫行為によって、強迫観念は一時的に解消されますが、また同じような状況になれば、強迫観念は再度出現します。その時は、以前よりも強迫観念が強くなって出現し、悪循環となって延々と続いてしまいます。

強迫症・強迫性障害は、次の三つのタイプに分けられます。

確認強迫

確認を繰り返すことで安心を得ようとするタイプです。
自分の責任で危害が及ぶことを恐れて、「泥棒を恐れて鍵を何度も確認する」「火事を恐れて火元を何度も確認する」などの行為をします。
他人への危害を恐れる場合は、「車で事故を起こしてしまっていないか」「すれ違った他人に怪我をさせてしまっていないか」などと不安になり、現場に戻って安全の確認を繰り返す行為をします。
絶対の安全を保証してくれるような証拠を希求する傾向にあります。

また、徹底的に正確性を求めるタイプもあります。
仕事でミスや見落としがないか、書類に誤字脱字がないか、などの確認を徹底的に行います。

さらに、縁起を強迫的に求めるタイプもあります。
本人にとって、縁起が悪いと思えるものが対象となり、何をするにも数を数えて、不吉な数に遭遇すると打ち消しの儀式として呪文を唱えたり、行為のやり直しをします。

洗浄強迫

感染や汚染を恐れ、洗浄を繰り返すタイプです。
自分が汚れたと感じると、徹底的にきれいにするため、長時間の手洗い、入浴、歯磨きなどを行います。
また、自分の部屋やベッドなど絶対に汚したくない場所が聖域となり、身体が完璧にきれいになったと納得しないかぎり聖域には触れられません。その結果、聖域に入る準備が大変で、聖域に入れなくなったり、長時間入浴するのが苦痛となり入浴を避けることもあります。

不完全恐怖

自分が納得できないものに対して、気持ち悪さや落ち着かなさを感じ、強い衝動に駆り立てられます。「ピッタリな感覚」「しっくりくる感覚」「完璧な感覚」を得るべく、繰り返し強迫行為に及びます。
例えば、本棚の本を背の高さ順に正確に並べ直したり、お皿をしまう時に柄をきちんと揃えようとしたり、靴の左右をぴったり揃えたりするのに時間をかける、といった行為をします。
完璧性への執着が背景にあります。

巻き込み

巻き込みとは、自分の行動だけでは不安が解消されず、家族や他人を巻き込んでしまう行為です。
巻き込みは、大きく以下の三つのタイプに分けられます。

保証の要求

不安を解消させるために、家族や他人に「大丈夫」という確認を要求することです。
保証の要求がエスカレートすると、家族や他人の口調や表情などの反応も追及してしまいます。例えば、家族や他人の反応について「安心感」「本気度」「誠実さ」まで求めてしまいます。

行為の強要

不安を解消させるため、家族や他人に入浴や手洗いを要求することです。

行為の代行

不安を解消させるため、家族や他人に確認行為をさせたり、自分のルール通りに行為をさせることです。

強迫症や強迫性障害を持つ子どもの親の特徴として、以下があります。
強迫性障害患者の家族は、患者の強迫性に同調してしまうため、患者は症状をさらに維持するようになってしまいます。

・子どもの能力に不信感を持つ
・自立した行動を奨励しない
・能動的な問題解決スキルをあまり使わない
・過度に批判的
・子どもに干渉しすぎる

監査

1.細かいことにこだわりすぎてしまう。
2.完璧にやろうとして、時間が足りなくなってしまうことが多い。
3.仕事や勉強に熱中してしまうため、娯楽や人付き合いを後回しにしてしまう。
4.不正や、いい加減なことを許せない。
5.物を捨てるのは苦手である。
6.自分の言う通りにしない人とは、うまくやっていけない。
7.頑固なほうだ。

流れ

1.強迫性障害を外在化させる

強迫性障害をその人から切り離し、自分とは別のものと認識させます。
本人が悪いわけではなく、強迫性障害が悪い、という認識を持つようにします。

2.生活領域のどの部分に強迫性障害が入り込んでいるのかを確認し、強迫観念・強迫行動と不快感の強さをチェック

3.不安のコントロール

4.鍵となる認知と考え方を見つける

5.強迫観念の階層表を作る

6.影響の小さなものから段階的に恐怖に立ち向かう

脳内物質ノルアドレナリン、セロトニン

強迫性障害にかかわる脳内物質であるノルアドレナリンは、戦闘体制、ストレス状態、不安、恐怖、感情などを担っています。一方、セロトニンは、心のバランス、脳全体のコントロールをしています。そしてノルアドレナリン神経の興奮や暴走を静めます。
強迫性障害を制御するためにセロトニンを増やすには、人や動物などの生き物と触れ合う、笑いや感動をする、涙を流す、軽い運動をする、日光浴をする、規則正しい食事や睡眠をとる、などの行動が良いとされています。

幼少期の生育環境

幼少期に受けた虐待・体罰により、攻撃的、衝動的、落ち着きがない、かんしゃく、問題行動、暴言、きれる、パニック、などの過覚醒反応が生じます。
一方、親が良い子を求める子育てをしたり、子の過覚醒反応に対する叱責などにより、子は幼少期に、感情をフリーズさせる、怖くない、寂しくない、泣かない、おりこうさん、がんばる、など、心と身体感覚を分離して良い子としてふるまう解離反応が生じます。
また、親自身のトラウマや、親自身がその親から受けた虐待の影響によって、親がネガティブ感情に触れることを恐れて、親が子を過度にあまやかしたり、子を叱れなかったり、子の欲求を全て満たしてしまう、などの行為によって、子に解離反応が生じる場合もあります。

このように幼少期の生育環境により、過覚醒反応や解離反応が生じてしまい、心(感情や思考)と体(身体感覚や痛み感覚)の不一致により、結果として感情制御力が育たず、大人になって様々な問題となって現れることがあります。 例えば、抑うつ、不安、低い自己価値、自殺、自己破壊行動、乱交、色欲化行動(浮気、SEX依存)などが現れ、強迫性障害などにつながります。

幼少期の生育環境の問題に対処するには、自身の不快感情・負情動・負の身体感覚などを承認し、不快感情を自己に統合することが必要となります。

※上記は「子どもの感情コントロールと心理臨床」大河原美以(著) 日本評論社 より抜粋。

解説

当カウンセリングルームでは、お話しをじっくりとお伺いし、不安な気持ちや、怒り、悲しみなどの感情を十分に吐き出せるよう、話しやすい環境づくりを心がけています

問題や内容によっては、思考を広げるお手伝いをしたり、問題の受け止め方を変えたり、新たな考え方を持てるよう、状況によってさまざまな検討を行ないます。
また場合によっては、アドバイス・助言をしたり、現在の心理状況を考えてみる、といったことも行います。

なお、強引に考え方を改めさせるとか、強制するといったことは一切ありませんのでご安心ください。ご自身の気持ちや考え方を整理し、自らより良い解決方法を発見したり、自ら気づきを得ることが最も大切なことなのです。

心理カウンセラーは、悩みや問題の背景にある、不安や怒り、悲しみなどの感情を敏感に感じとり、より良い方向に歩き出せるよう、お手伝いをさせていただく職業です。「お客様が主導となって問題を解決してゆくためのサポート役」「心のアドバイザー」「自分自身と向き合うための同伴者」「自己探索の旅の同伴者」なのです。そのため、心理カウンセラーには、場の空気を読んだり、さまざまな状況を把握して適切な対応をする力、共感力、想像力、などが求められます。

人は、他人に指摘されても決して変わることはありません。自ら気づくことで変わるのです。
生きていれば、悩みや問題は必ず発生します。これを人生の宿題として、自己成長・自己洞察の場であると理解します。決して他人が解いてはいけない問題なのです。

カウンセリングや心理療法は、どのような原理で心を回復させるのでしょうか?
カウンセリングや心理療法の本質とは、どのようなものなのでしょうか?

カウンセリングでは、まず、クライアント(お客様)の無意識を、クライアント自身が知る必要があります。
無意識を知ることは、とても困難です。そのためにカウンセラーが必要となります。
クライアントが自ら話すことによる気づき、カウンセラーからの助言、質問、問いかけなど、カウンセラーとの心の共同作業によって、クライアントは無意識を知るようになります。

次に、クライアントが、クライアント自身を知る必要があります。
クライアントが無意識を知ると、クライアントの本当の欲望や関心、不安などを、クライアントが深く理解するようになります。
それまでの、表面的な理解ではなく、本質的な自己の理解が進んでゆきます。

ここで初めて、クライアントは、適応的ではない歪んだ自己像を、刷新する準備が整います。
自己の理解が極限まで達した時、自己の変容が起きるのです。
自己像を刷新するのは、とても怖いものです。そのため、カウンセラーとの信頼関係が重要となります。カウンセラーを信頼し、またカウンセラーから信頼されるという環境に身を置くことで、自己像を刷新することが可能となるのです。
信頼関係という、カウンセリング特有の関係性を構築することで、クライアントは安心してカウンセラーに心の奥底をさらけ出し、身をゆだね、承認され、寄り添ってもらい、どんな自分でも受け入れられるという自由な心的環境によって、自己像の刷新が生まれるのです。

心理療法の本質

このような流れで、クライアントの自己像が刷新され、クライアントの欲望が充足されます。
クライアントは、「自由に生きたい」と「不安を回避したい」という2つの葛藤をかかえています。
「ポジティブな感情」と「ネガティブな感情」がぶつかり合っています。
「不安を回避したい」思いや「ネガティブな感情」は、心の防衛反応であり、心の病の原因にもなります。
これまでの自己のルールを修正することで、新たな生き方を発見し、心は回復してゆくのです。

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当カウンセラーは 心理カウンセリング法律 の専門家です。

地元で開業し、業務歴が20年以上 あります。

閑静な住宅街にある アットホームな雰囲気 の場所です。

傾聴 はもちろん、心理状況分析や助言・回復支援 も行ないます。

※お客様の秘密は厳守いたします。
※本人のご家族からのご相談も歓迎いたします。
※当カウンセリングルームは『完全予約制』となっております。
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料金

※各コース間の変更は可能です。初回は時間単価コース、2回目以降は6回コース、といった選択をお勧めしております。

時間単価コース
-面談カウンセリング
 :2,000円(15分当り)
-電話カウンセリング
 :2,000円(15分当り)(※1)
-オンラインカウンセリング
 :2,000円(15分当り)(※1 ※2)

所要時間は、初回の場合、2時間前後かかることがあります。
お客様より、お時間のご指定もお受けいたします(1時間まで、2時間まで、など)。

6回コース :43,000円

1回60分を6回、又は6時間分のコースです。料金は、初回時に全額お支払いください。

9回コース :63,000円

1回60分を9回、又は9時間分のコースです。料金は、初回時に全額お支払いください。

12回コース :83,000円

1回60分を12回、又は12時間分のコースです。料金は、初回時に全額お支払いください。

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料金は文面の長さやご相談内容によって異なります。お客様よりご相談内容をお送りいただいた後、当方より料金のお見積りをいたします。

心理分析・カウンセリング報告書
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病気の診断はいたしません。心理分析は、当職独自の見解によるものです。
裁判所・役所等の公的機関への提出を目的とした作成はいたしません。

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(※2)オンラインカウンセリングはGoogle Meetを使用します。詳しくは【Google Meetオンラインカウンセリングの流れ】をご覧ください。

※状況によって、カウンセリングを引き受けたことを証する書面やカウンセリング項目を記載した書面(カウンセリング契約書)を発行いたします。

※匿名希望のお客様は、ご予約時のお名前や、お振込み者名を、ご自由にお決めください。

※健康保険は使えません。また当方のカウンセリングは医療費控除の対象となりません。

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川越児童相談所 埼玉県川越市宮元町33-1 TEL:049-223-4152
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