埼玉桶川カウンセリングルームは、性犯罪の心理臨床と法律知識に精通し、20年以上の経験と実績があります。温和で優しい性格の心理カウンセラーが、お客様に寄り添い、親身になって性犯罪加害者の更生サポートをいたします。お気軽にお問合せください。
犯罪を行なうと刑罰を受けます。それは、刑罰によって、その後の犯罪の抑止・防止の効果があるとされているからです。
しかし、痴漢、盗撮、のぞき、下着窃盗、公然わいせつなどの性犯罪は、繰り返されることも多くあります。そのため刑罰による抑止だけでは限界があり、カウンセリングや治療を行なう必要があります。
当カウンセリングルームでは、性犯罪の加害者お一人お一人の実情や生活環境、性格等に合わせたカウンセリングメニューを作成し、「将来、また性犯罪をやってしまうのではないか」という加害者本人や加害者家族の不安に寄り添い、支援させていただきます。
また、加害者の家族は、誰にも言えず、誰にも相談できず、孤立してしまいます。このような加害者家族の方々のカウンセリングも行なっています。
【お問合せ先】
〒363-0024
埼玉県桶川市鴨川1-10-43
(9時~20時 日曜祝日休み)
048-786-2239
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性犯罪とは、盗撮、痴漢、のぞき、下着窃盗、公然わいせつなど、性的な対象を目的として行う犯罪のことです。
性犯罪は、性的興味から盗撮や痴漢をするほかに、ドキドキ感やスリル感、達成感を味わうために行う、という特徴があります。
盗撮は盗撮癖や窃視症、痴漢は接触症とも呼ばれています。
盗撮については、「性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律(性的姿態撮影等処罰法・撮影罪)」が制定され、従来の都道府県条例違反よりも、より厳罰化されています。
盗撮や痴漢などの性犯罪は反社会的行動であるため、社会的制裁(懲役・禁固刑、拘禁刑、罰金刑)を受け、ある程度はそれら制裁によって抑止することができますが、制裁による更生が期待できないことも多くあります。盗撮や痴漢などの性犯罪は、制裁だけではなく、心理面の治療も必要となります。
犯罪を行なうと、刑罰という社会的制裁を受けます。すると、その後の犯罪抑止が期待できます。
しかし、性犯罪は繰り返されることも多く、刑罰による抑止だけでは限界があります。
性犯罪を繰り返す原因としては、以下が考えられます。
以下のような性格の人は、ストレス耐性が弱いため、現実逃避をすることでストレスを和らげようとします。
・感情表現が苦手な人
・不安を感じやすい人
・抑うつ傾向が強い人(気分が落ち込みやすい人)
・強迫的な傾向が強い人(こだわりが強い人)
・対人感受性が強い人(人間関係に敏感な人)
生きている実感がない、コンプレックスや劣等感を常に持っている、空虚感・孤独感が強い、親からの愛情が不足している、などの人は、
自分自身が持っている問題を、自分自身で抱えきれなくなっています。このような時に刺激を求める(性犯罪を行う)と、一時的ではあっても、これらの問題から逃れることができます。この、「刺激により問題から逃れること」を繰り返し求めることで、性犯罪を繰り返してしまいます。
また、自分自身の存在価値や、力(権力)・自信・魅力・愛情を得たいがために、刺激を追い求め続けることで、性犯罪を繰り返してしまうこともあります。
さらに、何も予定がなく、時間が空いた時に、「自分がブラックホールに吸い込まれるような感覚」や「空っぽでこの世から消えてゆく感覚」などが生じてしまい、
そのような感覚から自分自身を取り戻すために、あえて刺激を求め続けることで、依存症に陥ってしまうこともあります。
過去に、親や家族、親戚などの身内から暴力・暴言・虐待を受けた、厳しいしつけをされた、学校でひどいいじめを受けた、 その他衝撃的な出来事があった、などの過去のトラウマを癒やすため、あるいは、それらの記憶から逃れるため、刺激を求める(性犯罪を行う)と、一時的ではあっても、これらを忘れることができます。 この、「刺激により不快な記憶から逃れること」を繰り返し求めることで、性犯罪を繰り返してしまいます。
性犯罪を繰り返す場合、依存症の可能性があります。
依存症の元となる快楽や報酬は、神経伝達物質のドーパミンによって生み出されます。ドーパミンがあることによって、適応的な行動だけでなく、不適応な行動も助長します。
ドーパミンは、脳内の腹側被蓋野と黒質から放出されます。これらの領域は、記憶に関係する海馬や、感情を制御する偏桃体、側坐核、前頭前皮質とつながっています。
性犯罪によってドーパミンが放出されますが、依存症に陥ってしまうと、性犯罪によるドーパミン放出量が徐々に少なくなり、快楽や報酬が減ってしまいます。これが、性犯罪に対する耐性ができている状態です。そして、以前と同じ快楽や報酬を得るため、繰り返し性犯罪を行ってしまうのです。
一方、性犯罪そのものではなく、性犯罪により得られる快楽や報酬を予測した時点でもドーパミンが放出されます。つまり、快楽や報酬への期待によって、ドーパミンが放出されるのです。
例えば、盗撮行為で、「下着を撮影できるかもしれない」という期待や、「見つかってしまうかもしれない」というスリルによって、ドーパミンが放出されます。
ドーパミンの放出は、快楽や報酬を生み出すだけでなく、快楽や報酬と、性犯罪を行った場所や人、におい、音、特定の時間、などの情報との条件づけも行い、その条件づけを長期記憶に蓄えます。そのため、特定の情報に遭遇すると、条件づけた記憶により快楽や報酬を追い求めるという衝動が引き起こされます。
また、条件づけた記憶により、特定の情報によって渇望を感じる状態となり、性犯罪が続いてしまいます。
性犯罪者には、次のような心理的傾向があります。
遅延価値割引傾向(目の前の小さな利益と、少し先の大きな利益があった場合に、目の前の小さな利益を選んでしまう)
自己制御力の弱さ
衝動的
感情コントロールの弱さ
自己中心性(人命の軽視、暴力の肯定)
共感性の乏しさ(残忍性、冷酷性、自分の痛みには敏感である一方他人の痛みには鈍感、被害者意識が強い)
愛情や信頼に基づいた深い関係を築けず、心理的に孤立
トラブルに対して適切な対処能力がない
趣味や打ち込めるものがない
「仕事のストレスがあったので痴漢・盗撮をした」などという発言を良く聞きます。
ストレスが引き金となることは確かですが、多くの人は、ストレスがあっても犯罪行為はしません。
犯罪を犯さないためには、
「痴漢・盗撮をすることでストレスが解消できるだろう」
「痴漢・盗撮をしても見つからなければよい」
「女性は嫌がっていない」
「過去に痴漢・盗撮をしてストレスが解消できた」
などの、ストレスや犯罪行為に対する認知を変える必要があります。
当カウンセリングルームでは、犯罪加害者お一人お一人の実情や生活環境、性格等に合わせたカウンセリングメニューを作成し、一対一でのきめ細かな対応により、性犯罪の改善をはかります。
性犯罪を克服・治療するには、例えば以下のような方法があります。
※当カウンセリングルームでは、性犯罪が完全に克服できることを保証しておりません。
ある物を見ると犯罪を思い出す、特定の場所に行くと犯罪を思い出す、といった、犯罪の引き金となるものを特定します。
上記で特定した物・出来事・場所などに接しないよう、対処策を見つけます。
例えば、
・物を捨てる、行動を回避する、その場所に行かない。
・暇な時間を作らないよう、仕事や趣味をする。
・認知を変える、気持ちを切り替える、マインドフルネス・コーピングを行なう。
※「認知を変える」については、認知行動療法をご覧ください。
※「気持ちを切り替える・マインドフルネス・コーピング」についてはストレス対策をご覧ください。
それぞれに適した対処策を実行し、振り返り、再度対処策を考え、実行する、ということを繰り返します。
1 性犯罪を行った時の状況、これまでの性犯罪歴、初めて性犯罪を行った時のきっかけ、生育環境、性格、などについてお尋ねします。
(可能であれば)性犯罪の具体的な内容、感情や気持ちの推移、などについてもお尋ねします。
2 性格診断、生育状況のチェックなどを行います。
3 性犯罪についての心理的な説明(心理教育)を行います。
4 質問に答えながら、性犯罪を行った背景について考えてゆきます。また、自分の心と向き合い、内面を深く探ってゆきます。
5 お客様に合った課題を行います(認知行動療法、感情表現・コミュニケーション方法、ストレス解消法など)。また、次回のカウンセリングまでの宿題を提示します。
性犯罪の依存から抜け出し、その後何年も経っていたとしても、再発する可能性は常にあります。
性犯罪が再発してしまうのは、どのような理由によるものなのでしょうか?
依存症者は、性犯罪を、特定の場所や人、におい、音、特定の時間、などの刺激と関連づける学習をして、これらの関連づけを長期記憶に蓄えています。
このような性犯罪と関連づけられた連想記憶は、永遠に脳内に残り続けます。長時間経過していたとしても、連想記憶により、特定の刺激によって渇望を感じ、性犯罪の再発へとつながってゆくのです。
性犯罪を克服するには、性犯罪を止め続けるだけでなく、それらに関連づけられた刺激との連想記憶の消去も行う必要があります。
痴漢、盗撮、強姦、性器露出、のぞき、強制わいせつ、などの性犯罪は、性的な欲求による、というよりは、攻撃、支配、優越感、男性性の誇示、甘え、接触欲求、依存、などの欲求を、性という手段・行動を通じて、自己中心的に充足させようとする犯罪です。つまり、性犯罪につながるような欲求の本質は、性的欲求以外の欲求です。
また性犯罪は、性的なファンタジー(空想、幻想)であり、刹那的(あと先を考えず、今この瞬間だけを充実させて生きようとするさま)な欲求充足体験にすぎず、現実が直視できず、現実を実感したくないために犯す出来事にすぎないのです。
性犯罪者の思考の背景としては、
・性犯罪を合理化する認知の歪み
・生育環境によって積み重ねられてきた感情の抑圧あるいは麻痺
・ゼロが百かといった不安定に反転する自己評価
・調整が苦手で一方的になりがちな対人関係
・自分の気持ちや考えをありのままに表現し認められる体験の少なさ
などがあります。
※上記は 「性暴力の理解と治療教育」 藤岡淳子(著) 誠信書房 より抜粋。
比較的勉強ができ、普通の家族がいて、一見、特に問題はなさそうに感じるが、インターネットやアニメ、ビデオといったメディアを介して性的刺激を求め、マスターベーションにふけっており、生活と頭の中は「セックス」でいっぱいになっている。
逮捕されると、後悔していて、被害者に申し訳ないと謝罪の言葉を述べるが、「被害者はいやがっていなかった」と本気で考えている。
生活の詳細としては、敷かれたレールからあまりはみ出ることなく、反抗することもなく、言われた通りに勉強し、一見、ストレスも感じていない様子であるが、生きている実感に乏しい。生活の幅や経験も非常に限られている。頭でっかちで、素直で率直な感情表現はほとんど見られない。友だちは少なめで、彼女や妻がいることもある。日頃はあまり自己主張はしない。
しかし、ときどき一方的な自己主張をし、それが通らないと非常に不満を持つ。適切なところで妥協することは苦手。自己評価は、「自分はすごい」と「自分は全くだめ」の間で反転する。
日頃は、結構やれると思っていて、得意な分野では張り切る。しかし、苦手なことは徹底して避け、やってみようとさえしない。避けきれず、あるいは予期せず失敗するとへこんでしまうが、へこんでいることを人に悟られるのはプライドが許さない。
一人で自分の思い通りになる性的ファンタジーとマスターベーションによる興奮に逃げ、それにふけっている。
親は多くの場合「まとも」で、被害者への謝罪や被害弁償を口にする。衣食住には困っていない。
しかし、何らかの理由で、子どもが幼い頃から子どもの自由な感情表現、特に怒りや不安、寂しさといった否定的な感情の表現や自己主張をすることを抑えている。
例えば、家庭内の何らかの事情により、子どもは「わがままを言わない」、「良い子でいる」。親はそうした子どもを「問題ない」と見る。親子間では、気持ちのやり取りや、お互いの欲求調整、生身でのぶつかり合いがあまり行われていない。
子どもは親に対して、ありのままに気持ちを表現しても受け入れられないと感じているため、子どもは気持ちを表現をしなくなり、表現しないことによって、親はますます子どもの気持ちや感情に気づかなくなる。特に父親は、冷たく拒否的であったり無関心、存在感が薄いことが多い。そのことが子どもにとって男性としての自信のなさにもつながる。
親としては、かわいがっていないというわけではなく、逆に子どもの欲求をそのまま通してしまっていることも多い。過保護で、子どもに手を汚させず、子ども自身に尻拭いをさせない。子どもは、生活能力や生活実感に乏しく、自分の視点からしか物を見ることが難しい「僕ちゃん」のままで、身体だけ大きくなっている。
そのため、失敗したときに、そこから生じる否定的感情や否定的自己評価に持ちこたえられず、自分に都合の良い独善的な思考を発展させ、メディアの助けを借りて密かに性的ファンタジーにふけり、ついには性犯罪行動を起こす。
その行動化がうまくいっているとき(捕まらないとき)は、ドキドキ、ワクワクして、初めて「生きている実感」や手ごたえを体験している。そして、「まずい」と思っても、やめられなくなる。
性犯罪行動がうまくいった時、つまり捕まらずに目的を達成した経験が多ければ多いほど、自分のみじめさや問題に目を向けずに、力がみなぎる感じがより強固になるため、たとえ捕まったとしても、その後、少し嫌なことがあれば、すぐに以前使っていた「気晴らし」に逃げ込む癖がついている。
意に沿わない状況、ストレスの多い状況では、性的ファンタジーを頭に浮かべて現実をやり過ごしたり、犯行を思い出してマスターベーションをするといった対処を続ける。
盗撮の現行犯逮捕や、保存していた盗撮画像が発覚して逮捕されると、『性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律(性的姿態撮影等処罰法、撮影罪)』の容疑で、警察署内にある留置場に留置されます。初犯の場合、1~2日程度で釈放されることも多くあります。
撮影罪の法定刑は、3年以下の拘禁刑又は300万円以下の罰金です。
痴漢の現行犯逮捕の場合、『刑法第176条の不同意わいせつ罪』や『都道府県の迷惑防止条例違反』の容疑で、警察署内にある留置場に留置されますが、初犯の場合、1~2日程度で釈放されることも多くあります。
不同意わいせつ罪の法定刑は6か月以上10年以下の拘禁刑、迷惑防止条例違反の法定刑は、都道府県により異なりますが、おおよそ6か月以下の懲役または50万円以下の罰金です。
逮捕された後、事件の捜査が行われ処分が決定されますが、捜査期間は、加害者が釈放され在宅事件(身柄拘束されずに捜査が進められる事件)となった場合、2~6か月程度かかることもあります。
その後、検察官によって起訴(正式起訴)、略式起訴(罰金)、不起訴、のいずれかの刑事処分が下されます。
罪の重さ(量刑)は、よほど悪質でない限り、初犯の場合には罰金刑となることが多く、罰金の額は10万円~50万円程度が一般的です。
再犯や、不同意わいせつ罪の初犯の場合、執行猶予付きの拘禁刑となる可能性が高くなります。
ただし量刑は、以下の状況などを参考に決定されます。
なお、被害者と示談することができれば、処分が軽くなったり、不起訴(起訴猶予)となる可能性が高まります。
盗撮事件の示談金の相場は10万〜50万円程度が一般的です。ただし、示談金は個別のケースによって変動しますし、被害者がより高い金額を提示することもあります。被害者から、相場を大きく超える示談金を提示されたなどの場合は、別途、民事訴訟などで争うこととなります。
盗撮、痴漢、のぞき、下着窃盗、などの問題に対する原因や治療について、以下検討しています。
ノルアドレナリンは、戦闘体制、ストレス状態、不安、恐怖、感情を担っています。
ドーパミンにより、快楽、報酬が得られます。
セロトニンは、心のバランスを整え、脳全体をコントロールし、ノルアドレナリンとドーパミン神経の興奮や暴走を静めます。
よって、犯罪行為・ストレス・執着・怒りにかかわる脳内物質であるノルアドレナリンや、快楽にかかわる脳内物質であるドーパミンは、脳内物質セロトニンによって制御することができ、このセロトニンを増やすには、例えば、
・人や動物などの生き物と触れ合う
・笑いや感動をする
・涙を流す
・軽い運動をする
・日光浴をする
・規則正しい食事や睡眠をとる
などの行動が良いとされており、各種の犯罪を制御する方法としても利用することができます。
幼少期に虐待・体罰を受けると、攻撃的、衝動的、落ち着きがない、かんしゃく、問題行動、暴言、きれる、パニック、などの過覚醒反応が生じます。
一方、親が良い子を求める子育てをしたり、子の過覚醒反応に対する叱責をすると、子は幼少期に、感情をフリーズさせる、怖くない、寂しくない、泣かない、おりこうさん、がんばる、など、心と身体感覚を分離して良い子としてふるまってしまうという、解離反応が生じます。
また、親自身のトラウマや、親自身がその親から受けた虐待の影響によって、親がネガティブ感情に触れることを恐れて、親が子を過度にあまやかしたり、子を叱れなかったり、子の欲求を全て満たしてしまう、などの行為によって、子に解離反応が生じる場合もあります。
このように幼少期の生育環境により、過覚醒反応や解離反応が生じてしまい、心(感情や思考)と体(身体感覚や痛み感覚)の不一致により、結果として感情制御力が育たず、大人になって様々な問題となって現れることがあります。 例えば、不快感情が生じた時に、感情制御力が弱いため、犯罪行為によって感情を解消する方法を覚えてしまうと、その行為が習慣化してしまい、将来の依存につながります。その他、抑うつ、不安、低い自己価値、自殺、自己破壊行動、などが現れることもあり、痴漢、のぞき、盗撮、窃盗、万引き、ストーカー行為、などにつながります。
幼少期の生育環境の問題に対処するには、自身の不快感情・負情動・負の身体感覚などを承認し、不快感情を自己に統合することが必要となります。
※上記の考察は 「子どもの感情コントロールと心理臨床」 大河原美以(著) 日本評論社 より抜粋。
当カウンセリングルームでは、お話しをじっくりとお伺いし、不安な気持ちや、怒り、悲しみなどの感情を十分に吐き出せるよう、話しやすい環境づくりを心がけています。
問題や内容によっては、思考を広げるお手伝いをしたり、問題の受け止め方を変えたり、新たな考え方を持てるよう、状況によってさまざまな検討を行ないます。
また場合によっては、アドバイス・助言をしたり、現在の心理状況を考えてみる、といったことも行います。
なお、強引に考え方を改めさせるとか、強制するといったことは一切ありませんのでご安心ください。ご自身の気持ちや考え方を整理し、自らより良い解決方法を発見したり、自ら気づきを得ることが最も大切なことなのです。
心理カウンセラーは、悩みや問題の背景にある、不安や怒り、悲しみなどの感情を敏感に感じとり、より良い方向に歩き出せるよう、お手伝いをさせていただく職業です。「お客様が主導となって問題を解決してゆくためのサポート役」「心のアドバイザー」「自分自身と向き合うための同伴者」「自己探索の旅の同伴者」なのです。そのため、心理カウンセラーには、場の空気を読んだり、さまざまな状況を把握して適切な対応をする力、共感力、想像力、などが求められます。
人は、他人に指摘されても決して変わることはありません。自ら気づくことで変わるのです。
生きていれば、悩みや問題は必ず発生します。これを人生の宿題として、自己成長・自己洞察の場であると理解します。決して他人が解いてはいけない問題なのです。
カウンセリングや心理療法は、どのような原理で心を回復させるのでしょうか?
カウンセリングや心理療法の本質とは、どのようなものなのでしょうか?
カウンセリングでは、まず、クライアント(お客様)の無意識を、クライアント自身が知る必要があります。
無意識を知ることは、とても困難です。そのためにカウンセラーが必要となります。
クライアントが自ら話すことによる気づき、カウンセラーからの助言、質問、問いかけなど、カウンセラーとの心の共同作業によって、クライアントは無意識を知るようになります。
次に、クライアントが、クライアント自身を知る必要があります。
クライアントが無意識を知ると、クライアントの本当の欲望や関心、不安などを、クライアントが深く理解するようになります。
それまでの、表面的な理解ではなく、本質的な自己の理解が進んでゆきます。
ここで初めて、クライアントは、適応的ではない歪んだ自己像を、刷新する準備が整います。
自己の理解が極限まで達した時、自己の変容が起きるのです。
自己像を刷新するのは、とても怖いものです。そのため、カウンセラーとの信頼関係が重要となります。カウンセラーを信頼し、またカウンセラーから信頼されるという環境に身を置くことで、自己像を刷新することが可能となるのです。
信頼関係という、カウンセリング特有の関係性を構築することで、クライアントは安心してカウンセラーに心の奥底をさらけ出し、身をゆだね、承認され、寄り添ってもらい、どんな自分でも受け入れられるという自由な心的環境によって、自己像の刷新が生まれるのです。
このような流れで、クライアントの自己像が刷新され、クライアントの欲望が充足されます。
クライアントは、「自由に生きたい」と「不安を回避したい」という2つの葛藤をかかえています。
「ポジティブな感情」と「ネガティブな感情」がぶつかり合っています。
「不安を回避したい」思いや「ネガティブな感情」は、心の防衛反応であり、心の病の原因にもなります。
これまでの自己のルールを修正することで、新たな生き方を発見し、心は回復してゆくのです。
1 当カウンセラーは 心理カウンセリング と 法律 の専門家です。
2 地元で開業し、業務歴が20年以上 あります。
3 閑静な住宅街にある アットホームな雰囲気 の場所です。
4 傾聴 はもちろん、心理状況分析や助言・回復支援 も行ないます。
※各コース間の変更は可能です。初回は時間単価コース、2回目以降は6回コース、といった選択をお勧めしております。
所要時間は、初回の場合、2時間前後かかることがあります。
お客様より、お時間のご指定もお受けいたします(1時間まで、2時間まで、など)。
●6回コース :43,000円
1回60分を6回、又は6時間分のコースです。料金は、初回時に全額お支払いください。
●9回コース :63,000円
1回60分を9回、又は9時間分のコースです。料金は、初回時に全額お支払いください。
●12回コース :83,000円
1回60分を12回、又は12時間分のコースです。料金は、初回時に全額お支払いください。
料金は文面の長さやご相談内容によって異なります。お客様よりご相談内容をお送りいただいた後、当方より料金のお見積りをいたします。
複数回のカウンセリングが必要となります。別途、カウンセリング費用が発生します。
病気の診断はいたしません。心理分析は、当職独自の見解によるものです。
裁判所・役所等の公的機関への提出を目的とした作成はいたしません。
(※1)電話・メール・オンラインカウンセリングの料金は事前にお支払いいただきますが、内容によってはお受けできない場合がございます。(料金を多くお振込みされた場合、残金は返却いたします)
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※裁判手続きの対応は行っておりません。再犯しないことや治癒の保証はいたしません。
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※当カウンセリングルームは『完全予約制』となっております。
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